2024.12 IRE合同会社の「会津若松みなと風力発電『近況報告会』」で地元区長達が改めて絶対反対を表明
12月14日、「会津若松みなと風力発電」を計画しているIRE㈱が湊町共和地区の全戸にポスティングして同日夕方に湊公民館で開催予定した同計画の「近況報告会」で、湊町区長会長・西田面町内会区長・上馬渡町内会区長・下馬渡町内会区長の4者は連名で、「会津若松みなと風力発電事業に関する地元住民代表の最終意見表明」を報告会場で読み上げて手渡し、事業者の報告・説明は聞かずに退席しました。
「近況報告会」は、環境影響評価法に基づく調査結果を報告しようとするものでしたが、調査結果の如何に拘わらず風力建設に反対なのですので、私は出席しませんでした。
ある区長の話によれば、住民が1人だけ報告会場に来ていたそうですが、区長たちが意見表明を朗読し退出したのを見て、その住民も退出したとのことです。ですので、報告会は参加者ナシで成立しなかったようです。
共和地区3町内会は、今年の5月、6月から下の写真のようなポスターを各戸に掲示し、風力発電反対の意思表示をしていることは、以前に本ブログで書きましたが、地元区長たちによる「意見表明」は、大人も子供も含めて住民の9割以上が反対を表明していることの重さを、事業者が全く理解していないことに対し、はっきり言えば〝業を煮やして〟行われたものです。
その「意見表明」の概要を以下に紹介します。
「会津若松みなと風力発電事業に関する地元住民代表の最終意見表明」の概要
湊町区長会及び共和地区3町内会は、これまで「騒音や低周波音の健康への影響」、「簡易水道水源への深刻な影響」、「土砂災害を招き増幅させる懸念」、「希少野生生物の棲息環境の悪化」等を指摘しながら建設に反対であることを表明してきた。
しかしながら貴社は、環境への影響が軽減されることを示せば、地元住民が風力発電建設に賛成すると考えられているようだが、我々は、計画策定に係る環境影響調査結果に対し一貫して反対してきた経過にあるす。
また、国を始め各級行政機関は、事業実施を前提に事業者に「住民への丁寧な説明の実施」、「住民理解の醸成」、「環境に対する負荷の低減」等を求めていることが思量され残念である。
本日、事業に係る「近況報告会」が行なわれるに際し、地元住民の総意は、飽くまでも「建設計画の白紙撤回を求める」ものであることを下記のとおり表明する。
【記】
1、湊町区長会及び共和地区3町内会は、会津若松みなと風力発電合同会社及びIRE株式会社が実施する環境影響評価法に基づく調査結果は、未来永劫この地に生きる地域住民やその子孫の生活環境の安全を保障するものではなく、調査結果の如何に拘わらず本事業に賛成できない。
我々が会津若松みなと風力発電事業に反対するのは、住民生活の安寧を脅かす風力発電施設が、我々の生活圏の身近に設置されること自体を耐え難いものと考えているからであり、当該事業に反対であることを地元住民の総意として改めて表明するとともに、今後、貴社が地元に対して求める如何なる申入れに対しても応じないことを表明するものである。
2024年12月14日
湊町区長会会長 ㊞
西田面町内会区長 ㊞
上馬渡町内会区長 ㊞
下馬渡町内会区長 ㊞
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