2024.9 栗子山風力発電計画の白紙撤回求めた近藤米沢市長の姿勢に室井会津若松市長も見習うべき
写真の新聞記事は、9月1日付の「しんぶん赤旗」です。8月30日に緊急記者会見で栗子山風力発電事業計画の白紙撤回を求めた近藤洋介米沢市長の会見内容を報じています。
米沢市近藤市長が、計画の全面白紙撤回を求めた理由として「本市の自然や環境、景観、精神文化との調和などを総合的に熟慮・検討した結果」を挙げていることは大変素晴らしいと思います。〝自然や環境、景観〟は市民の共有財産として大切に守り・残して行くべきものだーーとの大きな考え、価値観をそもそも持っておられるからこその判断だと思います。
また、近藤市長は「米沢市は地産地消の再生可能エネルギーを大方針とし、地域との信頼感を大切にします」と述べていることも記事は紹介しています。6800人の署名が〝地域との信頼感を大切にする〟との発言を後押ししたようにも思います。
室井照平会津若松市長が、現在会津若松市で進められている背炙山における風力発電計画に対し、明確なポリシーをもって臨んでいる様子は窺えないのですが、それにしても、室井市長にも近藤市長と同じ価値観や認識が多少はあるだろうと思います。いや、あると思いたいです。
9月5日に開会した会津若松市議会9月定例会議では、9日に日本共産党の原田俊広議員が、「猪苗代湖のラムサール条約湿地登録について」のテーマで一般質問し、背炙山で進められている風力発電計画を容認することになれば、県や郡山市、猪苗代町と共に進めている猪苗代湖のラムサール条約湿地登録の取組みと矛盾し、湿地登録を困難にするのではないかとの論点で質問することになっていますが、室井市長にはぜひ近藤米沢市長の考え方や対応に学んでほしいものです。
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