2024.8 久し振りに「いなわしろ民話祭り」に参加、〝昭和の思い出語り〟の企画に感心
8月3日、猪苗代町の〝学びいな〟で開催された「第23回いなわしろ民話祭り」に参加してきました。10数年振りの参加だと思います。
主催はいなわしろ民話の会で、全会津語りの会の鈴木清孝会長が所属されている会です。
また、いなわしろ民話の会の小鮒マチ子会長は、私が所属する語り部サークル七つの子の庶務もされています。
この「民話祭り」は3部構成で行われ、第1部は「私たちの昭和時代」と題し、下の写真の舞台飾りの前で、9名の語り手がそれぞれの昭和の思い出や体験を語られました。それを順に、タイトルだけですが紹介します。
①「子どもの頃の仕事」 阿部重孝
②「猪苗代に来てたまげだ」 宇月静子
③「子どもの思い出・祝言」 小檜山六郎
④「ライスカレー」 小鮒マチ子
⑤「やみ米かつぎ」 鈴木宏子
⑥「皐月(さつき)休み」 鈴木美智子
⑦「おれの仕事」 渡部久子
⑧「昔の遊び」 渡部米子
⑨「風呂の結い」 鈴木清孝
話でしか知らなかったのは「やみ米」の話だけで、それ以外は、「そうだそうだ」「そんなことがあったな」と思いながら共感をもって聞きました。大変良い企画だと思いました。
第2部は「むかしむかし あっただど、、」と題し、同じ9名の方が昔語りを披露されたので、それもタイトルだけですが紹介します。
①「親は諸白 子は清水」 小檜山六郎
②「さぎの湯の由来」 鈴木宏子
③「祭文を語った猫」 小鮒マチ子
④「菖蒲と山姥」 渡部米子
⑤「会津の夜泣き石」 鈴木清孝
⑥「猪苗代湖の主」 宇月静子
⑦「こぼれる」 阿部重孝
⑧「嫁さ行く晩」 渡部久子
⑨「馬の田楽」 鈴木美智子
いずれも皆さんベテランで、それぞれ味のある語りをされていて良かったと思います。
第3部は、ゲスト出演のコーナーで、NPO法人福島県語りと方言の会会長の田代孝之さんが、「かつお彦四郎」「三つの願い」など3話を披露されました。
私自身は初めて田代さんの語りを聞きましたが、テンポの良い語りが特徴のようで、大変面白かったです。
途中休憩が10分と5分がありましたが、14時から16時50分頃まで、正味2時間30分以上昔語りをたっぷり聴くことが出来ました。来年もぜひ参加したいと思います。
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