2024.6 三つ輪かたんべ連絡会が合同研修会で「江戸時代のくらし(武士と庶民)」について講演で学ぶ

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 6月10日、民話の語り部活動を行っている会津こと葉の会、語り部サークル七つの子、てんまりの会の3団体で構成する「みつ輪語り部連絡会」が合同研修会として、元会津若松市教育委員会文化課職員で、現在は博物館である鶴ヶ城天守閣の学芸員をされている近藤真佐夫氏を講師に、「江戸時代のくらし(武士と庶民)」について学びました。合同研修会は、私たちが昔話や伝説など昔語りをする際に、語りの背景としても知っておき役立てようとの意図で、基本的には年に1回行っているものです。今回は、てんまりの会の主管で行われました。
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 近藤氏は、テレビ時代劇などで描かれている武士と庶民の暮らしは、〝半分当たりで半分外れ〟と言いながら、殿様がお忍びで市中に出ることはないし、食事はお膳で摂っていた時代だから市中の飯屋などで卓に食べ物や酒を出すことはない、といった例を出しながら、十二支による江戸時代の時刻の表し方や文献によって知ることが出来る百姓・武士・町人・僧侶などの人口構成、若松城の殿様のくらし、武士の生活、庶民の暮らし、食事や趣味など江戸時代の生活のさまざまな側面、柴五郎が記した少年時代の思い出や山本八重と日向ユキの回想からうかがえる会津藩士の生活など多岐に亘り話されました。

 〝なるほど〟〝へえ!〟と思う話はたくさんありましたが、天守閣は物置として使われていたという話はびっくりでした。天守閣に住んだ城主は、安土城の織田信長が唯一だということも驚きでした。歴史に詳しい方なら、皆さん知っていることなのかもしれませんが……(^^;
 会津の伝説には、蒲生秀行公が出てくる伝説や、武士や武家の話も少なくありませんので、大変参考になる良い研修会でした。

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