2024.4 市が湊地区の簡易水道整備の方向性に関する説明会を実施

KIMG2721~2.JPG
 4月24日、市健康増進課による簡易水道事業説明会が湊公民館で行われ、19名が参加しました。参加者のうちには、小倉市議会文教厚生委員長と丸山同副委員長が含まれています。

 説明会は、今年1月17日の「令和5年度調査事業の中間報告」に続くもので、簡易水道事業に関する令和6年度の事業内容について、令和5年度に委託し調査した結果報告に基づき検討した整備案についてなど、簡易水道事業の整備に係る市の今後の方向性などについて説明がされました。

 今年度は、市営簡易水道の一つ、老朽化の進んでいる東田面地区の管路入替工事に着手、全域の測量調査と一部の管路入替を実施し、完了までには5年程度を要すると見込んでいるそうです。

 上馬渡、原地区など民営簡易水道やその他の民営給水施設については、これまで通り市給水施設等整備費補助金を活用してもらうことで整備・改修に対応するとしている点は同じですが、今回は少し踏込んで調査結果の内容が示されました。
KIMG2719.JPG
 そのうちの一つは、西田面地区を配水元とした西田面・上馬渡・下馬渡の統合整備案です。
 ただし、これは決定ではなく、まだ水量調査等が不十分であり、どうなるかは現段階では未定です。
 説明を受けた後、西田面元区長の小檜山昭一さんより「西田面水源水量が三地区の水道を統合しても十分供給できるとの調査結果だが、西田面の配水池でオーバーフローしている水は、現在生活用水、農業用水として活用されていることを考慮してもらわなければならない」との発言があり、市でも、今の指摘は重要だとの認識を表明しました。

 市の調査も含めて、湊地区の簡易水道整備については、老朽管路の入替を優先させながら、まだまだ長い時間が掛かりそうです。

この記事へのコメント