2023.11 会津演鑑例会・劇団民藝公演~メインの日色ともゑさん体調不良で急遽出演見合わせにも拘わらずステージに満足

 11月4日、會津風雅堂で会津演劇鑑賞会例会・劇団民藝公演「ほんとうのやさしさで」がありました。
flyer_2023tour_hontounoyasashisade.jpg
 この舞台の内容は、本来は、劇団のホームページからコピーした以下のようなものです。

構成・演出=湯淺 隆・吉田剛士

劇団民藝の女優・日色ともゑと、ポルトガルギター・湯淺隆とマンドリン・吉田剛士のアコースティックユニット《マリオネット》による、朗読と音楽のコラボレーションステージです。これまで全国の様々なステージで絶賛を博してきました。

あらすじ
演目例(予定・順不同)
○茨木のり子の世界 ~朗読と音楽~
 「わたしが一番きれいだったとき」「花の名」ほか
○演奏コーナー
 哀愁のポルトガルギター「暗いはしけ」(ファド)
 マンドリンで弾く童謡の世界
 MUZIC@NET/マリオネットオリジナル「南蛮舞曲」「花の葬列」ほか
○萩原朔太郎の詩と音楽
 ~朔太郎作曲「機織る乙女」に寄せて~


 会津演鑑の例会で朗読と音楽のコラボという企画は多分初めてで、多くの会員が日色ともゑさんと二人組の音楽ユニット、マリオネットの詩情溢れるステージに期待していたと思います。
 ところが、衝撃が!

 開演のベルが鳴り終わって、劇団制作の方がステージに現れ、日色ともゑさんが体調不良のため急遽出演出来なくなったと告げたのです。
 日色さんは、前日の郡山公演後、発熱などがあり、コロナやインフルエンザなどのおそれがあったため医療機関を受診したそうです。結果は陰性だったそうですが、お医者さんからは「偽陰性ということもある」と言われ、出演者、スタッフで話し合った結果、万が一の感染を疑い、ステージの構成を変え、出演を取り止めると判断したということです。

 当然、客席はガッカリ感の空気に包まれました。

 そして、マリオネットの二人が登場し舞台が始まりました。
 始まってみると、今回の舞台の構成・演出自体がマリオネットの二人だっただけに、また、お二人自身がコンサートなど多くのステージ経験があるためでしょう、とても素敵なステージになりました。
 エキゾチックなポルトガルギターの音色とテクニックに魅了され、マンドリンの詩情溢れる音色にうっとりとしました。
 日色さんの朗読を聴けなかったのは残念ですが、マリオネットのコンサートはとても満足できるものでした。演奏に感動し、下の写真のCDを求め、お二人のサインもいただきました。
 知りませんでしたが、マリオネットの湯浅さん、吉田さんは、日本の音楽界では“相当の!”の実力者、立場の方々のようです。因みに、現在、CMで流れている大分麦焼酎二階堂の音楽はお二人の演奏だそうです。
 
KIMG2330~2.JPG

この記事へのコメント