2023.9 会津若松市内の民話ゆかりの地を巡る研修会の現地を下見

 9月3日、10月15日に行う全会津語りの会「研修会」の現地下見と移動行程の確認を行いました。
 これは、民話ゆかりの地を巡り研修するもので、今年実施する会津若松市が最終となります。
 下見に参加したのは、研修会の幹事となる会津若松市内の団体・個人のうち会津かたりべの会の清野清作さん(全会津事務局次長)と河東町かたりべの会の眞船和枝さん、それに私の3人です。
 今回の研修会で巡るのは、まず上米塚の泉現寺の延命地蔵堂「玉光堂」で、ここには「仏罰を受けた殿様」という伝説があり、仏罰を受けた殿様が悔い改め寄進したという葵の紋の入った鬼瓦があります。
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 次の訪問地は、本町の会津大鎮守である諏方神社で、ここには上杉景勝が神指城を築城しようとしていた頃の怖い伝説「朱の盤」という伝説があります。
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 次の訪問地は、藤倉の延命寺と皆鶴姫の墓で、ここには義経を追ってやって来たが、この地の難波の池に身を投じたという「皆鶴姫伝説」があります。
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 次の訪問地は戸ノ口原で、ここには葦名の時代を背景にした「夜泣き石」の伝説があります。
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 10月の本番日程には組み込んでいませんが、夜泣き石の伝説の場所は二本松裏街道沿いにあり、近辺には白虎隊奮戦の跡や国の天然記念物「赤井谷地沼野群」と赤井谷地を訪れた昭和天皇が歌を詠まれた記念碑などもあるので、3人でそれらも見学しました。
 そして、湊町のカフェはら笑で昼食を食べ、最後の研修場所となる県立博物館で解散をしました。
 時間的に行程に厳しさも感じましたが、貸切バス利用で赤字にならない参加者集めが最大の課題になりそうです。

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